マストドンは一時期、話題になったということもあり、他で紹介されているところも数多く、ブログのネタにもなったのではないでしょうか。
なので、検索でここに訪れた方は、おそらく既にmastodonについてご存知という前提で主観的で個人的な想いをメモを残したいと思います。
1つの話題について議論しやすい
ちゃんと趣向がはっきりしたインスタンスでは、知識や興味が共通しているお陰で、話題に参加しやすいです。
ローカルタイムラインが緩やかな場合、おそらくフォローアカウントのトゥートが流れるホームより、そちらを見ることになります。
制作・創作の小規模インスタンスには、ほとんど「ファン」や「支援者」が参加していない(?)ために、個々のアカウントが同等な立場を意識して、自立した意志の上での発言がしやすいように思えます。(他SNSでファンを多く抱えているような場合は多数の意見に合わせて発言せざるを得ないような雰囲気や圧力を感じていそう。)
但しシステム上では話題の議論にあまり向いていない?
現状のシステムでは検索はできるものの、ユーザーアカウントとハッシュタグ、トゥートURLからトゥート自体を検索ぐらいしかできない。
話題に関連付けたいときはハッシュタグをつければ良いのだけど、大分時間がたった後、ハッシュタグの付け忘れに気付いたときには、仕方なく諦めることもあります。
該当トゥートを一旦削除して、タグを付けなおして再投稿はちょっと面倒だったり、検索の一番最後に付け足されてしまうことを考えると、この機能はまだ洗練されていないのではと。
話題についてはスレッド式がよい?
掲示板みたいなシステムが真っ先に思いついたのですが、togetterみたいな外部のサービスによるまとめを作成していく方が落ち着くかもしれないです。
過去の議論のライブラリ化
上記のように、議論された内容はインスタンス内に限らずネット上の資産と成り得るため、まとめる機能・サービスがあってもいい、出てくるんじゃないかと思います。
固定化されたコミュニティから注目の分散
注目の格差
従来のSNSは一度、影響力や発言力のアカウント中心に一括りの社会ができると、その外部の情報にはほとんど興味を持たなくなるのではないでしょうか。(興味の持ち方は自由なのですが)
先に注目を集めた人、途切れること無く発信し続けている人が安定して有効な情報発信となり、後追いや緩やかに活動している人にとっては無効な情報発信(見られることのない情報)になってしまってるのではと思います。どんなに魅力的な情報でも伝わらないことは非常に惜しい話です。
SNSが集権化しているだけでなく、注目も馴染みのアカウントに集権化されていっていませんか。
所属感
従来のSNS
- 自らフォローしにいかないと所属感がない
- 自分が知られないと相手から一方通行に情報が流れる形となる。(自分は無効な情報発信)
- 相互になってしまうとフォローが外しにくい文化
- 満足してしまうと習慣化固定化しがちなコミュニティ
mastodon(小規模なインスタンス)
- インスタンスに登録するだけでも所属感がある
- ローカルタイムラインを見る機会があるため新参者に気付く機会もある
- そもそもフォローしてなくても、というところがある
- インスタンスに参加者が一言挨拶するだけでコミュニティが成長、変化している
まだツイッターとかの方がホットな話題や人気の情報収集がしやすいだろうし、激しい流れが居心地がいい人もいる。
mastodonは穏やかな情報発信や立場が平坦で個人的に居心地が良く発信者に優しい仕組みになっていると思ったんですが、どうでしょう。
(うまく内容がまとめられなかった・・・)