小規模3Dモデリングツールを作り直す

開発

最近また小規模な3Dモデリングツールを作っています。

またというのも、以前PICO-8用に3Dモデリングツールを制作していた過去がありまして、PELOGENといいます。(ブラウザからの実行は不完全です。DL版をおすすめします)
これは、自作のゲームに組み込んだり、ツイッター投稿用として見せるための用途だったりしました。

現在一般公開中ですが、使いにくいところもあり自分専用なツールな感じになっていました。

主な特徴は以下の通りです。

  1. 頂点座標は15x15x15の範囲で指定する
  2. 一筆書きで頂点を指定する
  3. 前の2つの頂点を再利用して三角面を作る
  4. 三角面は頂点IDが反時計回りの側を表とする
  5. 頂点と色のデータがセットで、一つにつき2byte

この特徴でもある仕様は、データを最小に抑えることを最優先として完成にこぎつけるため、やむを得ず使いやすさも削ぎ落としていました。
(そのお陰でゲームは完成しました!)

仕様の問題点として、
(1)はモデルの表現が制限されていて思い通りものもが作れない。(2)は途中の三角面を編集したり削除したい場合、他の三角面にも影響がでてしまい、混乱を招きながらの補正が必要になる。
(3)と(4)の仕様と相まって余計な頂点を作らざるを得ないときがある。
スプライトシートを直接見てセーブやロードといったデータの管理が分かりづらい。

これらの問題があるため、自分でもちょっとした合間にモデリングをしようと思っても、かなり時間を取られてしまう感じがありました。
そもそも、blenderのとっつきにくさを解消するためにこのツールを作ったとも言えるのですが本末転倒となっていました。

次に作るものはこのような問題を把握した上で作り直すので、別物であるかのように改善されると思います。(あらたな問題もでてきそうですが…)

改善となりそうな新しい仕様

  1. 頂点座標は31x31x31の範囲で指定する
  2. 三角面を追加してから、頂点座標を調節する
  3. 頂点を結合(JOIN)して頂点を再利用、分割(SPLIT)もできる
  4. 三角面(選択した頂点)は90度回転・反転・面の裏返しができる
  5. 頂点一つのデータは2byteで色が4bit、再利用頂点が1byte
  6. 保存は16個までとしておき、視覚的にモデルを確認しながらデータ管理ができる
  7. 頂点を選択して複製ができる(結合状態は維持する)
  8. 修飾キーを使用した操作(blenderに近しい操作)

一旦、モデルを別のPICO-8プロジェクトへ持っていき、サンプルコードから読み込んで表示するところまではできています。


(これは一字ずつモデルを作成して一度にロードして動かしています。)

細かな修正をしつつ、リリースも近々できると思います。
タイトルはPELOGEN2になるのかな

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